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SEO対策とリスティング広告は、検索サイトからの流入を増やす有効な手法です。
どちらが良いのか悩まれているサイト運営者もいらっしゃるでしょう。
本記事では、違いを理解して頂き、上手く使い分ける方法を解説します。
SEOとリスティングの違い
SEO対策とリスティング広告の違いを、3つの視点でまとめます。
集客コストの違い
集客までにかかる時間の違い
アプローチできる顧客の違い
違いを理解し、サイト運営に活かしましょう。
集客コストの違い
SEO対策の場合、ユーザーの役に立つコンテンツだと検索エンジンに評価される必要があります。
つまり、コンテンツの質や量が求められます。
ノウハウに対するコストが必要ですが、一度構築できてしまえば、継続的に検索サイトに支払う費用は不要です。
一方で、リスティング広告の場合、広告費を支払って検索結果に表示されます。
ライバルが多いキーワードでは、高額な広告費が必要です。
検索結果に表示し続けるには、広告費を支払い続ける必要があるため、継続的なコストが発生します。
集客までにかかる時間の違い
SEO対策の場合、コンテンツの質や量が評価されて、検索結果に上位表示されます。
成果が出るまでは数か月かかる場合もあります。
短期で結果を求めるには不向きな施策です。
リスティング広告の場合、広告出稿先の審査さえ通れば、すぐに表示されます。
ライバルが存在しても、それを上回る金額を用意すれば、上位に表示できます。
費用次第ですが、短期で結果を出したい場合は、リスティング広告が向いています。
アプローチできる顧客の違い
顧客には顕在顧客と潜在顧客の2種類があります。
【参考】顕在ニーズと潜在ニーズの違い
顕在顧客は、自身が求める商品やサービスをわかっており、明確なキーワードをもって検索します。
一方で、潜在顧客は商品やサービスをわかっておらず、抽象的な悩みや欲求をもっている層です。
SEO対策は、抽象的なキーワードで上位表示される場合があり、潜在顧客にもアプローチが可能です。
リスティング広告は、狙ったキーワードでのみ表示されるので、潜在顧客へのアプローチは不向きです。
SEOとリスティングを併用すべき理由
本記事では、SEO対策とリスティング広告の併用をおすすめします。
その理由を下記の3点です。
集客の不安定さをリスティングで補える
広告費用の増大をSEOで補える
SEO・リスティング双方のデータが相互に役立つ
それぞれについて、解説します。
集客の不安定さをリスティングで補える
SEO対策による集客は、サイト構築当初はコンテンツを充実させる時間がかかる上に、検索エンジンのアルゴリズムの変動により、急に表示順位が変わる場合があります。
安定した上位表示の維持が難しいです。
一方でリスティング広告は、運用の稼働・停止をすぐに切り替えられます。
よって、SEO対策による集客が、効果を発揮しているときは広告を停止させ、落ち込んだ時のみ稼働させ、全体の集客の安定させる運用が可能です。
広告費用の増大をSEOで補える
リスティング広告による集客は、広告費用をかければ上位表示ができますが、ライバルが登場すると、広告費用を高くしないと表示されなくなります。
長期目線で考えると、広告費用は増大する傾向にあります。
SEO対策は、時間がかかるとはいえ、一度ノウハウを習得し、構築できれば継続的な広告費用は不要です。
短期目線は費用をかけてリスティング広告、長期目線は費用を抑えてSEO対策との視点がおすすめです。
SEO・リスティング双方のデータが相互に役立つ
リスティング広告とSEO対策ともに継続的な分析と変更が必要です。
分析結果は単独で利用するよりも、相互に反映させた方が効果が高まります。
例えば、リスティング広告でコンバージョン率の高いキーワードがわかれば、そのキーワードを反映させたコンテンツを増やし、SEOで検索順位を上げる方法も有効です。
またSEOの分析で、想定していなかったキーワードでの流入が確認できた場合に、そのキーワードでリスティング広告を出す方法もあります。
SEOとリスティングを上手く併用して相乗効果を発揮させる方法
具体的に、どのようにSEOとリスティングを併用していけばいいのか、下記3ステップでお伝えします。
①まずはリスティング・SEOで顕在層にアプローチするのがオススメ
②リスティングで早期に得られたデータを元にLPを高速改善
③顕在層の集客が軌道に乗ってきたらSEOで潜在層も集客
それぞれについて説明します。
まずはリスティング・SEOで顕在層にアプローチするのがオススメ
顕在顧客と潜在顧客を比較すると、売上につながるコンバージョン率が高いのは顕在顧客です。
求める商品やサービスを自覚しているため、サイトを訪問した際に購入に至る率が高めです。
潜在顧客は、商品やサービスの購入に至るまでに情報提供や教育が必要なため、売上につながるまでには時間がかかります。
リスティング広告もSEO対策も、最初から潜在層を狙うのではなく、顕在層を狙った施策をうつようにしていきましょう。
リスティングで早期に得られたデータを元にLPを高速改善
まず自社が対象としている顕在顧客をピックアップし、顕在顧客が、どのようなキーワードで検索するかを調査し絞り込んでいきます。
絞り込んだキーワードでリスティング広告を出稿すれば、短期で顕在顧客の動向を収集可能です。
どのようなキーワードだとコンバージョン率が高いのかなど、LPを改善するうえで重要なデータを収集します。
コンバージョン率が低い場合は、LPの改善が必要です。ユーザー目線で使いやすさなど改善していきましょう。
顕在層の集客が軌道に乗ってきたらSEOで潜在層も集客
顕在層の集客が軌道に乗ってきたら、SEO対策の手を広げて潜在層にアプローチしていきます。
キーワードから派生する情報をピックアップして、対応するコンテンツを増やしていきます。
直接的な商品やサービスの紹介だけでなく、ユーザーが求める情報の発信を増やして、ユーザーを囲い込んでいきます。
顕在層に対して、潜在層の人数ははるかに多いため、潜在層の囲い込みができると、成果はさらに大きくなります。
【まとめ】SEOとリスティングは違いを理解して上手く併用しよう
ここまで、SEOとリスティングの違いと、併用方法についてまとめました。
特徴を知れば、相乗効果が得られるとわかってもらえたのではないでしょうか?
自社サイトの成果を上げるために、本記事を参考に取り組んでみましょう。