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ECサイトにおいて、「訪問者数」と「購入率(コンバージョン率)」は売上を決める重要な要素。
自社サイトの売上向上を図る場合、どちらに力を入れるべきか分析が必要です。
今回は「コンバージョン率」に着目をし、ECサイトの一般的なCVRはどのぐらいなのか、目安とすべき数値について解説していきます。
【基本】ECサイトのコンバージョン率(CVR)とは?
ECサイト運営者であれば、コンバージョン率(CVR)という言葉を耳にしたことがあるのではないでしょうか?
コンバージョンとは、マーケティングの世界で「顧客への転換」を意味します。
顧客でなかった方が、顧客になる転換です。
コンバージョン率とは、サイトを訪問した方(まだ顧客ではない方)が、商品を購入する(顧客になる)割合を指します。
コンバージョン率が高ければ、訪問者が顧客になる率が高いため、訪問者を増やす施策を優先するべきです。
一方で、低ければ訪問者が多くなっても顧客になりづらいので、購入する率を上げる施策を優先するべきです。
コンバージョン率(CVR)の算出方法
コンバージョン率(CVR)は下記の計算式で算出されます。
例えば、サイトの訪問者数が10,000人でそのうち購入した方の数が300人であれば、コンバージョン率は下記の通り3%と算出されます。
コンバージョン率(%)=300/10,000×100=3(%)
では、3%のコンバージョン率は高いのでしょうか?低いのでしょうか?この数値は業種によって変わります。
ECサイトのコンバージョン率の平均はどれぐらい?
ECサイトのコンバージョン率の平均値は約1~3%と言われています。
また、訪問者が自ら検索して辿り着いた場合は、広告から辿り着いた場合と比べると、コンバージョン率は高めです。
自らの意思で訪問している分、購買意欲が高いからだと考えられます。
業種によってコンバージョン率が変わる理由
Adobe Digital Index Consumer Electronics Report 2020の調査結果によると、コンバージョン率が高い業種は、ギフト、ヘルスケア、アパレル、スポーツで、低い業種はジュエリー、インテリア、自動車、家電という結果でした。
コンバージョン率が低い業種では、商品の単価が高い傾向にあるため、ECサイトで容易に購入とはなりづらいのではないかと分析します。
コンバージョン率が高い業種の特徴
コンバージョン率が高い業種の特徴を大まかに挙げると、
・ 商品単価が比較的安い
・購入目的が明確である
・短期間で商品を手にしたい
といった特徴が挙げられます。
顧客視点で考えると、明確な目的のある商品が、安価ですぐに手に入る場合、コンバージョン率が高くなると分析しました。
運営しているサイトの業種にかかわらず、コンバージョン率を高めるヒントを得られます。
ECサイトの平均コンバージョン率についてまとめ
ここまでECサイトの平均コンバージョン率についてまとめました。
運営しているサイトのコンバージョン率が、業界平均と比べて高いか低いかを分析しましょう。
やみくもに施策を行うのではなく、本当にコンバージョン率を上げる必要があるのか、よく検討した上でリソースを配分するようにしましょう。